死ぬかと思った

2003年05月07日

死ぬかと思った

昨夜、家に帰ってきたとき、玄関前でPHSのネックストラップが切れてしまい、もろPHSを落としてしまった。
実は私は電動車椅子に乗っているので、下に落としたものを拾うのは大変苦手である。
でも、周りを見ても誰もいない、しょうがない頑張ってみようと考えたのがそもそもの始まりだった。
私が車椅子に乗る体勢は他の障害者の方々とは異なり、足を折りたたみ「お座り」の形で座る。
この状態で前かがみになり手を下に伸ばすと、重心はいったいどこに来るか、皆さんは想像つくだろうか。
そう、頭に重心が来てもろに逆立ち状態になってしまったのである。
しかも運悪く、上に跳ね上がった足がコントロールボックスのジョイスティックに引っかかり、車椅子が前に進み、私の体が玄関の壁と車椅子に逆さまの状態ではさまれる形になったのである。
当然パニックになってしまい一瞬無駄な足掻きで、車椅子を力ずくで引き離そうと必死で押したのだがびくともしなかった。
こういうとき頭に浮かぶのは、最悪のことや後悔、一人暮らしの辛さなど、いつのまにか目から涙があふれていたことに気づいた。

いかんいかん、こういうときこそ冷静にならなければと自分に言い聞かせて、やっとまともな考えが出てきたのである。
そういえば私はPHSを拾い上げようとしてこのような状態になったのだから、どこか手の届く範囲にあるはずである、よく考えてみると後頭部の後ろにそれはあった。
これで近くの友人を呼べば助かる、そう思ったとたんにまた別の考えが浮かんだのである。
足の膝のところにジョイスティックが当たっているのが感じられたので、もしかすると足を手前に持って来て傾ければ車椅子を離すことができるはずである。
何回か失敗を繰り返した後、やっと車椅子の引き離しに成功し、逆さまの状態から開放されたのである。
今日になってから初めて打撲の痛みや擦り傷の痛みを感じたのだが、昨夜のうちは開放感からか、不思議なことにまったく感じなかったのである。
これからは絶対無理はしないようにしようと心に誓った今日一日であった。


投稿者 toshiya : 2003年05月07日 19:21 | トラックバック
コメント

すっごい大変な事になっちゃっていたんだね。
無事で良かったー!!
これからは無理は絶対しないでね。

Posted by: saki : 2003年05月08日 20:31
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